Metajob Button

Metajob Button

メタジョブは、メタバース、アバター、ロボットテクノロジーなどを使用する「デジタルワーク」を通じて、いつでも、どこでも、働ける新しい機会を提供します。

Industry

Industry

Assistant UX designer
Assistant UX designer

Headquarters

Headquarters

Figma, Figja, Notion
Figma, Figja, Notion

Founded

Founded

6months
6months

Company size

Company size

UX Design、Service Design、Design Research
UX Design、Service Design、Design Research

-Overview-

01|Objective

オンラインやメタバースなどを通じてアバターとして誰でも簡単に働ける世界を目指す『メタジョブ!』。の『メタジョブボタン』というサービスの設計と価値検証。

02|Role & Deliverables

Junior design researcherとしてデザインリサーチとサービス設計を行ないました。最終的に当サービスの投資家用のコンセプトムービーを作成しました。

03|Challenge

ユーザーとワーカーそれぞれにとってのMJBの価値を見つけ、 同時にその価値が発揮されるシナリオを定義することで、MJBのキラーユースケースを明らかにする。

04|Outcome

MJBの価値と最適なシナリオ発見し、サービスの成長可能性を投資会アピールし、事業への追加投資が決まった。

Product

オンラインやメタバースなどを通じてアバターとして誰でも簡単に働ける世界を目指す『メタジョブ!』。

サービスの初期段階において、まずはメタジョブ!を通じて

オンラインで働く「ワーカー」を増やすために、

「ワーカーが働ける場所」を多く作る必要がありました。

そこで「メタジョブボタン(以下MJB)」というサービスが考えられました。

サービスや製品のホームページに埋め込まれたボタンから、

そのものに詳しい有識者(メタジョブ!のワーカー)に相談できるというサービスです。

その事柄を好きな「ファンスタッフ」による接客によって、

購買や決断を迷っているユーザーに、セールストークではない、”相談”のような共感性の高い提案をすることで決断の後押しをすることができ、かつ企業はコンバージョンが上昇するという構想です。

本プロジェクトではこのMJBのサービス設計、価値検証を行ないました。

Challenges

リサーチする問いは以下の二つです。

そこでプロトタイプ・インタビューを実施し、

ユーザーとワーカーそれぞれにとってのMJBの価値を見つけ、

同時にその価値が発揮されるシナリオを定義することで、MJBのキラーユースケースを明らかにしようと考えました。

Research

Research planning

ファン接客の相性が良さそうなユースケースの仮説を洗い出し以下の3パターンに絞り込みました。

  • 商品購入

  • 使用方法相談

  • ライフイベントの相談

その後上記の具体的なシナリオ作成を行いました。

  • 家電購入相談

  • 脱毛クリニック選定の相談

  • 移住の相談 など…

Recruting

仮説として洗い出したシナリオに、相談したいテーマを持ったユーザーと、その内容に詳しいワーカーを11組、計22名リクルーティング

Prototype & interview

以下の流れで検証を行いました。

ユーザーの感情を時間の経過とともにどのように話しやすさが変化していくのかをマッピングしていただき、どんなきっかけや条件で話しやすくなったり、逆に不安になり話しづらくなってしまうのかを説明してもらいました。


Synthesis

インタビューの後、フレッシュな状態で意見をまとめるべくチームでダウンロードセッションを行い、私はそのファシリテーションを行いました。

インタビューの内容から、ユーザーが他のSNSや口コミなどと違う価値を感じてくれたのは、

自分の悩みを聞いてくれたワーカーが、その悩みを踏まえて解決策を提示し、決断の後押しをしてくれるということでした。

そこでMJBの価値は以下のように整理されました。

MJBの価値:


ユーザーにとってMJBが必要になるシナリオ:

また、ユーザーが他のSNSなどではなく、MJBを利用したいと思ってもらえる状況にはその決断をするべきタイミングが決まっていて、かつ、情報に特殊性があり、SNSなどでの情報獲得が困難な場合だということがわかりました。

シナリオをより具体的にするため、ブレインストーミングを行ないました。

タイミングが決まっていて、かつ特殊性の高い悩みを持つユーザをペルソナとし、その具体的なシナリオを作成し、この中からいくつか一定数のユーザーが見込め、かつなるべく高価格のマネタイズが可能そうなシナリオを選定しました。


Outcome

リサーチを踏まえ、我々は当初の課題に対する解を以下のように定義しました。

メタジョブボタンの価値:

💡まるで自分のためだけにあるかのような情報に簡単にアクセスできるようになることで、 ユーザーの不安を払拭し、 背中を押すことにある。

メタジョブボタンの価値が発揮されるユースケース:

💡タイミングが決まっている+情報に特殊性がある場合。


最終的にはこの結果を元にメタジョブの投資家にプレゼンを行い、当サービスの成長可能性を示し、追加融資を獲得しました。

Appendix

本プロジェクトの「ファン接客」というコンセプトを検証すべく、スキンケアブランドBULK HOMMEのポップアップストアでメタジョブのワーカーが店頭に訪れたユーザーの接客を行う検証を行なった。

そこで私は当イベントのポスターやポスターやウェブサイトのキャンペーンヴィジュアルの制作を担当しました。